ヒトに毛が少ないのなんでだろう。

今日、帰り道あまりにも寒かったので根拠のない妄想をしてみた。
哺乳動物多くは毛皮がある。例えばネコも毛皮を着ていて冬はとくに毛が長いものに生えかわる。防寒のためにあった方がいいと思う。毛があったサルの子孫なのにヒトには毛がない。不思議だ。ヒトの祖先においては生存競争上不利だったのだろうか?
考えてみれば、人以外にも象やカバ、ジュゴンや鯨・イルカ等の毛が少ない哺乳動物がいる。これら水辺、水中を主な生活圏とする動物である。水辺や水中での移動では毛がある方が不利な気もする。
ヒトの祖先も水辺にくらし、泳ぎが達者な者など水辺での機動性に優れたものの方が生存に有利でより多くの子孫を残せたのかもしれない。
水辺の哺乳動物でも北極熊やアザラシは毛がある。これらは寒い所に住む生き物である。この場合は、機動性のデメリットよりも、保温のメリットの方が大きかったかも知れない。
ヒトには毛が少ない。しかし、そのおかげなのか、工夫をして「衣類」という発明をした。交換可能な「毛」の進化した便利なものである。
話がずれるが、ヒトは鳥のような羽はないから、空を自由に飛ぶことはできない。しかし工夫や試行錯誤をへて飛行機など交換可能な「羽」を手に入れた。
いろいろとすぐにできないことがあるほうが、長い時間はかかるがより汎用的な力を得ることにつながるのかもしれない。
常に上にだけ登ろうとするものは外輪の山にしか登れずに、中心の最高峰にはたどり着けない。そこにたどり着くには時には下ることも必要である。
局所解はいろいろありそこを目的地とするのもよいが、他にもすばらしい解もあるかもしれない。