太陽系大地図

今年2009年はガリレオ・ガリレイが夜空に望遠鏡を向けて400年なのを記念する世界天文年2009だそうです。近所の本屋さんにて、世界天文年2009コーナーができていました。
昨日、そこに売っていた図鑑のひとつ、小学館『星の地図館 太陽系大地図』(ISBN:9784095260792)を買いました!

サイト:http://sgkn.jp/taiyoukei/
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/sol_detail?isbn=9784095260792
これは素晴らしい本ですよ!月や惑星、衛星の写真や地図が載ってるんです!将来、月や火星に行った時に迷子にならないように、皆さんも買いましょう!
各太陽系天体の距離、各惑星の発見済みの衛星の大きさ比較や地名の由来などの情報が盛りだくさん!
木星ガリレオ衛星イオは火山活動が有名なので、地名には火にまつわる神の名前がつけられているということなどもかかれております。土星の密度は樹木のケヤキの密度に近く水に浮く程度の密度らしいこと。土星の北極の謎の6角形の渦の写真もあります。土星の衛星タイタンにはメタンやエタンの液体の海や湖があること。天王星海王星の青さは大気中のメタンによるものであることなどとても興味深いです。
そして、円制限三体問題の解の一つラグランジュ点についても少し解説があります。太陽、木星、トロヤ小惑星群がラグランジュ点3つの重心の実例であることが紹介されています。
ちょうど今話題の土星リングの消失についても書かれています。この現象は約15年おきに起きます。ガリレオが輪のある土星をスケッチした数年後に再び土星を観測したガリレオが輪がなくなっていることに驚いたことなどのお話も乗っています。
地球の公転軌道は楕円軌道で、地球が太陽にもっとも近づくのは1月4日ごろ、最も遠くなるのは7月6日ごろということ。地球と太陽は約1億5千万km離れていて、木星はその約5倍、土星は約10倍、天王星は約20倍、海王星は約30倍も太陽と離れていることもわかります。太陽と土星間の3倍も太陽と海王星間が離れているということには驚きました。さらに太陽から木星土星間の距離の1万倍離れたところ(8兆kmから15兆km)に彗星の巣いわゆるオールトの雲が存在していているらしく、この辺りまで太陽系といえるそうです。想像を絶する距離です。
数々の写真もとてもわくわくします。個人的には海王星のページの左ページの右下のボイジャー2号が撮影したという写真(海王星と衛星トリトンが三日月のように欠けているの)が気に入りました。
この本はおススメです!子供がいる家庭の方はもちろんのこと、その昔宇宙に想いをはせる子供だったという方はぜひ眺めて見てください!
自分たちが住んでる太陽系についてもっと詳しくなってみたいですね!