ある情報へアクセスするときに周辺の情報もほしい。

インターネットというかWebの世界ではハイパーリンクをクリックもしくはURLをブラウザのアドレスバーに入力して移動などで、すぐに目的のページにジャンプできる。昔では想像もできなかった、情報インフラがある。この時代に生まれて本当によかったと思う。その気になればWikipediaのような百科事典の中でつぎつぎに調べたいことをすぐに調べることができる。
ふと思ったのだが、あるページにジャンプするときに、そのページの周辺、参照・被参照ページ、サイトマップ上の周辺ページの情報やURLがほしいと思った。
確かに目的はその1つのページだけれども、その時に、その周辺における目的ページの位置づけを知りたいことがある。
あるページのURLを知って、そのページにたどりつけるようになるけど、そこへのサイトのトップページからの「正式な」訪問の仕方を知りたいことってよくある。
似たようなことで、Windowsのショートカットファイルがあるときに、その参照先を直接開くのではなくて、Explorerでショートカットファイルを右クリック、「プロパティ」選択、「ファイルの場所を開く」をクリックした結果と同じ操作をワンアクションで実行する方法がほしいと思った。言いかえれば、参照先ファイルの上のフォルダを開いて、参照先ファイルを選択状態にするアクションがほしい。
さまざまな検索システムの結果表示も同じで、結果表示や結果へのリンクだけではなくて、結果の周辺サイトマップがほしい。
たとえるなら、Amazonで本をさがすのと本屋さんで本をさがすのとの違いと同じで、目的だけでなくて周辺が知りたいことって結構ある。Amazonの「よく一緒に購入されている商品 」「この商品を買った人はこんな商品も買っています」「なか見!検索」はいい線いっていると思う。でも、やはり日本語書籍は本屋さんに行って探してしまう。
Gmailのラベル、ニコニコ動画のタグはその方向で素晴らしい概念だと思う。ある目的の情報にあるPathでたどりついたときに、別のPathもあるんだということがわかる。
また、脱線になるが、逆に情報を配置するときに、木構造ディレクトリ構造)だと、RouteからのPathがただ一通りになってしまい、分類方法を考えるのに悩むことがある。たとえば、ジャンルで分けたディレクトリ構成にするのがいいか、作者で分けたディレクトリ構成にするのがいいか・・・などと。Gmailのラベルや、ニコニコ動画のタグのようなものがあれば悩むことはない。
ある情報を調べるときにその情報と周囲との関係がわかるともっと世の中便利になると思う。